
こんにちは、おゆママです。
今回は「元モラ夫」だったうちの夫と、娘の“苦手”との向き合い方について綴ります。
きっかけは、ある朝の登校時に起きたひと悶着。夫の対応に疑問を感じ、夫婦で話し合うことになりました。
うちの娘は小学4年生。性格はとても社交的で、初めての人や新しい環境にも果敢に挑戦できるタイプです。でも、どうしても苦手なものがあります。
それが「強風」なんです。風?と思いますよね。でも、彼女にとっては本当に怖いものなんです。
強風が苦手になった理由
娘が1年生の頃、休日に「ちょっと遠くのデパートまで歩いて行ってみよう!」とチャレンジした日がありました。曇り空だったけど、私は「雨が降っても平気で歩けるようにならないとね〜」なんて言って、傘を持って娘と出発。
行きは順調。問題は帰り道でした。
デパートを出た頃から雨が降りはじめ、さらに風も強まり、雷まで鳴り出して……。
2人で「キャーキャー!」と笑いながら歩き始めたものの、傘がひっくり返ったりして、娘は号泣。さすがにこれは無理と判断して、夫に迎えに来てもらいました。
それ以来、風が強い日には「怖い…」と外出を嫌がるようになったんです。
登校時のトラブル発生
ある雨の日の朝。娘が登校する時間には小雨が降っており、風も少し強め。私は「天気が荒れる前に、早めに行ってきな〜!」と背中を押しました。
数分後……「ピンポーン」とインターホンが鳴り、玄関モニターには泣きそうな顔の娘とお友達が。
娘:「風が強くて怖い…行けない…!」
夫は玄関に出て、「このくらいの風で怖がるなんてあり得ない!行け!」と突き放しました。
娘は「無理!ママお願い!」と泣き叫び、私は慌てて玄関へ。
正直、**“風が怖くて学校に行けない”**というのは普通に考えたら驚きますよね。娘より小さい1年生の子でも歩いてるのに?と思ってしまう。
でも、目の前の娘は明らかにパニック状態。お友達を待たせてこれ以上泣かせるのも申し訳ない。私は「今日は送るから、まず落ち着こう」と伝えました。
意地になった夫と、冷静に判断した私
すると夫が「ダメだ、歩いて行け!これくらいで送れない!」と反論。
娘:「ママお願い〜〜〜!!」
夫:「行けって!」(軽く突き飛ばす)
私は思いました。「朝から何を見せられてるんだろう……」
泣き叫ぶ娘、怒鳴り散らす夫。
このまま言い合っても意味がないし、娘の恐怖心を煽るだけ。
「もういい!今日は私が送るから!」と夫を制止し、車で娘とお友達を送っていきました。
車に乗ると、娘はすぐに泣き止み、学校に着く頃にはお友達と楽しそうにおしゃべりしていました。
夫との話し合いで感じたこと
帰宅後、夫がこう言いました。
「急に俺を悪者にして、“もういいから送る”って言い出したのがショックだった」
……え?そこ?
私は驚きました。焦点が「自分が悪者扱いされたこと」なんです。
なので、こう伝えました:
「風くらいで送るのはどうなの?って思ったのは同じ。でも、娘にとっては強風が本当に怖いんだよ。
あの状態で無理やり行かせようとするのは逆効果。
しかもお友達まで巻き込んで遅刻させるのも申し訳なかったし、今日は“送る”という選択をしただけ。あなたを責めたいわけじゃなかったよ」
夫は不服そうに出社しましたが、その日のうちに
「なぜあんなに意地になったのか、自分でも分からない」とLINEで反省の言葉を送ってきました。
子どもの「苦手」との向き合い方
娘にとって「強風」は本当に怖いもの。
すぐには克服できないかもしれないけど、一緒に向き合っていくことが大事だと思いました。
今は、少し風が強い朝には「今日はちょっとだけ外に出てみよう」と声をかけて、特訓中(笑)。
苦手なことに直面すると、親として「甘えじゃない?」「克服させないと」と焦る気持ちになります。でも、子どもには子どものスピードがあります。
この経験を通して、**「急がず、否定せず、寄り添って支えること」**の大切さを学びました。
いつか娘が「なんであんなに風が怖かったんだろう?」と笑える日が来ると信じて、今日も一歩ずつ歩んでいこうと思います。